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データを付加しました

『赤ダスキの歩み 刈谷高校サッカー部70年史』(愛知県立刈谷高等学校サッカー部OB会,1989)に目次情報を付加しました。また、「牛木素吉郎氏の『サッカー・マガジン』コラムで辿る日本サッカー史(~1992)」から「Viva! Soccer.net」(http://www.vivasoccer.net/)の「アーカイブス」にリンクを張りました。

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巨大スタジアムの時代

前回の日誌で1920年代における蹴球と野球を比較しましたが、海外に目を転じると、

1923年 ウェンブレー・スタジアム完成 ヤンキー・スタジアム完成
1924年 明治神宮外苑競技場完成 甲子園球場完成

ウェンブレーと明治神宮外苑競技場(国立霞ヶ丘競技場の前身)、ヤンキー・スタジアムと甲子園球場はほぼ同時期に完成しているんですね。収容人員数万人の大スタジアムが建設されたということは、当然それだけの観客動員が見込まれたわけです。

イングランドのフットボール・リーグがラジオ中継されたのは1927年ですが、同年日本でも甲子園の中等野球と東京六大学野球がラジオ中継されています。大リーグの初放送は1921年です。

競技の成熟度はともかく、箱物やメディアはほぼ一線で並んで進んだといえるのではないでしょうか。

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カレッジスポーツとしての蹴球と野球

日本の大学スポーツは1918年の大学令で私立大学や官立単科大学が認可されたことにより、一気に開花します。1920年代にリーグ戦、常設大競技場、全国紙、ラジオによる全国放送が始まります。

1923年 関東大震災により関西に基盤のある朝日、毎日(東京では東京日日新聞)が全国紙としてシェアをひろげる
1924年 明治神宮外苑競技場完成 蹴球の東京コレッヂリーグ始まる 関西で甲子園球場完成
1925年 東京六大学野球始まる(早慶戦の復活) ラジオ放送開始
1926年 明治神宮野球場完成
1927年 ラジオによる中等野球(甲子園)と六大学野球の実況中継開始

数万の観客を収容する大競技場でリーグ戦を行い、予想や試合評が全国紙に掲載(朝日における野球の飛田穂洲、蹴球の山田午郎というようなスポーツ・ジャーナリストも出現)されるようになります。これは野球だけですが、ラジオの実況中継により「観るスポーツ」としての地位を確立します。六大学の華、早慶戦は上方漫才のエンタツ・アチャコの代表作が『早慶戦』(大阪の花月の観客は早慶戦を観る機会はまずないはずだが、ラジオや新聞で常識化していたようだ。録音を聴いた私の記憶では、「ソウケイセンってソウケイとどこがやるの?」というボケがあったはず)になるくらい全国的な注目を集めました。甲子園の中等野球もラジオ中継が始まるまでは東京では全然人気がなかったそうです。

東京の明治神宮外苑、関西の甲子園のようなスポーツ・パークもこの時代に誕生しています。

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プレーオフ

ティム・パークス著『狂熱のシーズン -ヴェローナFCを追いかけて-』(白水社,2003)を読むと、セリエAでは優勝チーム以外も、大半がCL、UEFA杯、降格の圏内にあって「イタリア人を真剣に働かせる」仕組みができていて、かつどのレベルのチームのファンもそれなりに一喜一憂できるシステムになっているのに感心しました。

パリーグのプレーオフは、いつもなら優勝圏外でダレている中位チーム(日ハム、ロッテ)にリーグ終盤でプレーオフ圏内入り争いのモティベーションを与え、プレーオフという短期決戦でさらに盛り上げに成功したようです。

ひるがえってJリーグを見ると、優勝にも降格にもかかわらないノホホンチームが多いところに、来年さらにチーム数が増えて、かつリーグも1季制になります。今季の浦和のような独走チームがでると興趣が醒めます。ACLやA3があるという意見があるかもしれませんが、CLは世界中からスーパースターを引き抜いて作ったドリーム・チーム同士のドリーム・マッチが見られるからCLなんであって、「引き抜かれた」チーム(引き抜かれもしなかったらよけい悪い)が形だけ真似してもなんの魅力もありません。野球でも、センセーがたが韓国や台湾も一緒に入れた東アジア・リーグのようなものを作れとのたもうてますが、ACLをご存知なのか・・ インドネシアやタイの聞いたこともないチームとの「国際戦」より、ダービー・マッチや大阪対東京のような伝統的地域対立感情にうったえる試合のほうが盛り上がるように思えますが。

Jリーグもパリーグを見習って、上位6チームぐらいでプレーオフをやり、降格もセリエAを見習って4チームにすれば、大半のチームはどちらかに属してリーグ戦終盤まで盛り上がるし、その盛り上がりはプレーオフでさらに加速されると思うのですが。

具体的には、
1)3位vs6位 4位vs5位 リーグ上位チームのホーム開催 引き分けはリーグ上位チームの勝ち
2)上記の勝ちチーム同士 上記と同条件
3)2位vs2)の勝ちチーム 上記と同条件
4)1位と3)の勝ちチーム 上記と同条件

ホーム・アンド・アウェーじゃなくて上位チームのホームで引き分けは上位チームの勝ちにするのがミソ。
カウンター・サッカーで上位に残れても、プレーオフでは勝ち残れません。

選手も「負けられない一戦」(失笑)を毎年体験すれば、代表チームの強化に繋がる・・???

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