東京高師主催「中等学校ア式蹴球大会」優勝校
出拠:『附属中学サッカーのあゆみ』(東京高等師範学校附属中学蹴球部六十周年誌編纂委員会,1984)
東京高師(東京文理大)主催「中等学校ア式蹴球大会」は一部(中学校)、二部(師範学校)の2部制で行われた。毎年秋(主として8月末から9月)に開催された。一部(中学校)の優勝校は以下のとおり(右は準優勝校)。参加校は北は北海道から西は愛知県まで、実質的な東日本大会だった。
第1回(1924年) 暁星中3-0豊山中
第2回(1925年) 高師附中3-1暁星中
第3回(1926年) 高師附中6-0成城中
第4回(1927年) 高師附中2-0東京府立五中
第5回(1928年) 高師附中3-2東京府立五中
第6回(1929年) 高師附中2-0東京府立五中
第7回(1930年) 高師附中3-1湘南中
第8回(1931年) 志太中2-1湘南中 (本年から東京文理大主催)
第9回(1932年) 高師附中5-3志太中
1933年に関東中等学校蹴球選手権大会東京府予選(関東蹴球協会主催 東京朝日新聞後援)が始まっており、東京蹴球団主催(東京朝日後援)の関東蹴球大会(第15回 1933年1月まで開催 青山師範優勝)と合併したもよう。
関東蹴球協会主催第1回関東中等学校蹴球選手権大会(1934年8月)では、朝日が後援から降りている。関東地方(山梨を含む)のみの参加。決勝は青山師範3-1韮崎。
関東蹴球協会主催第2回関東中等学校蹴球選手権大会(1935年8月)の決勝は韮崎3-0埼玉師範。これで終わりか?
埼玉師範は1937年大毎主催の全国中等学校蹴球大会(現在の高校選手権)を制覇。1931年に東日本を制した志太中(現・藤枝東高)、1935年に関東を制した韮崎と、埼玉、静岡、山梨は戦前から実績があり、山神静を1地区とする全国中等学校蹴球大会の予選地区割りは疑問です。
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