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文部省の対外試合に関する通達

梅本二郎(文部省体育局) 「学徒の対外競技の基準の変遷について」 『体育の科学』19巻7号1969年7月 p.431-434 によれば、

1. 大正15年「體育運動ノ振興ニ關スル件​」(文部省訓令第3号)
2. 昭和7年「野球ノ統制竝施行ニ關スル件」(文部省訓令第4号) 
3. 昭和23年「学徒の対外試合について」(体育局長通達)
4. 昭和29年「学徒の対外競技について」(文部事務次官通達)
5. 昭和32年「学徒の対外運動競技について」文部事務次官通達)
6. 昭和36年「学徒の対外運動競技について」(文部事務次官通達)

までがあり、その後は、

7. 昭和44年「児童生徒の運動競技の基準」(昭和44年7月3日付け文部事務次官通達)
8. 昭和54年「児童・生徒の運動競技について」(昭和54年4月5日文体体八一号 文部事務次官通達) 『基本行政通達』 30-1 6403に収録
9. 平成13年「児童生徒の運動競技について」 (平成13年3月30日 12ス企体第六号 文部科学省スポーツ・青少年局企画・体育課長通知)

となります。高校サッカー史に大きな影響を与えた、「国体以外の全国大会を年1回とする」というのは、昭和29(1954)年「学徒の対外競技について」(文部事務次官通達)において、

“(2) 高等学校の対外競技は、府県内で行なうことを主とし、地方的大会も全国的大会なみに年1回程度にとどめ、国民体育大会への参加は例外とすることを明文化した。”

とされたことによります。昭和41(1966)年より、冬の選手権に加えて、夏の高校総体(インターハイ NHKが後援)が加わりますが、高体連主催の高校総体の方を“公式の全国大会”としたことにより、冬の選手権から毎日新聞が撤退し、選手権はJFAの単独開催になります。

では、大正13(1924)年以来続いている野球の「春選抜、夏選手権」はどうなっているのかというと、昭和7年「野球の統制ならびに施行に関する件」(文部省訓令第4号)、いわゆる野球統制令で、

“イ) 全国選手権大会、全国的選抜大会は文部省公認のもとで各年1回(明治神宮体育大会を除く) に限ること”

と、昭和7(1932)年時点で「現状」が当局に追認されています。

また、ラグビーは夏季開催の高校総体には参加せず、その後冬の花園大会(全国高等学校ラグビーフットボール大会)を高校総体冬季大会という位置づけにしています。毎日新聞の主催も続いています。

高校サッカー史は、昭和41(1966)年の高校総体参加から10年後の選手権首都圏移転まで(の舞台裏)が複雑で、「外野」にはうかがい知れない部分があります。

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