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PIIGS

PIIGSとは「財政危機にある5ヶ国の総称。ポルトガル(Portugal)、イタリア(Italy)、アイルランド(Ireland)、ギリシャ(Greece)、スペイン(Spain)の5ヶ国のこと。」だそうです。

前回ワールドカップ優勝国(イタリア)、前回ユーロ優勝国(スペイン)、前々回ユーロ優勝国(ギリシャ)が含まれ、アイルランドを除いて本年ワールドカップ出場国。

これにJが加わるころには、これらの国々なみにサッカーも強くなっているのでしょうか。

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これでもサッカーです

『The Penny Illustrated Paper and Illustrated Times』紙1875年10月30日付けの「FOOTBALL」と題する記事。

フットボールがサッカーとラグビーに分化した1870年代の画像ですが、「画像だけでサッカーかラグビーかを判別することは難しい」という例ではないでしょうか。

Soccer

ラグビーのように見えますが、試合は1875-76シーズンのFAカップ1回戦、1875年10月23日に行なわれたWanderers対1st Surrey Riflesです。記事中に“Wanderers-C. W. Alcock (captain)”とあります。彼こそ4半世紀の長期にわたってFA事務局長(Secretary)を務め、FAルールの普及とサッカー協会がプロとアマの両方を統括するという、現在のサッカー界のあり方の基礎を築いた人物です。FAカップも彼の発案で行なわれ、第1回大会の優勝チームは彼がキャプテンのWanderersでした。

この試合も5-0でWaderersが快勝、Alcockも1ゴールしています。 結局、1875-76シーズンもWanderersが決勝でOld Eatoniansを1-1、3-0で破り、優勝しています。FAカップの全戦績はFAホームページのThe FA Cup Archiveで見られます。

1871-72 Wanderers 1-0 Royal Engineers
1872-73 Wanderers 2-0 Oxford University
1873-74 Oxford University 2-0 Royal Engineers
1874-75 Royal Engineers 1-1 2-0 Old Eatonians

Wanderersは最初の5年間で3回優勝しています。Alcock自身ハロー校OBであり、決勝進出チームの顔ぶれを見ても、当時のサッカーはエリートのゲームだったことがわかります。

彼の著作は日本最初のサッカー専門書『アッソシエーションフットボール』(鍾美堂、1903)の参考文献(Slcoockは誤綴)にもあげらています。本書は筑波大学図書館が現在でも所蔵しているようです。『The rugby union game . The association game』 by Charles J.B. Marriott . by C.W. Alcock -- G. Routledge, 1894, 120 p.. -- (The "oval" series of games) →「戦前の日本サッカー関係者が参考にした洋書

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フットボールと時計

以下は「FOOTBALL PLAYING」という見出しの『The Penny Illustrated Paper』紙1861年12月14日付けの記事です。

Rugby_2

マールボロ校とラグビー校がオックスフォードのクライストチャーチ・クリケット・グラウンドで対戦した(ラグビー式)フットボール(当時はラグビー・ユニオン設立以前)の試合です。

サマー・スポーツのテニスやクリケットと違って、試合時間が決まっているフットボールの試合には時計が不可欠です。背景の建物に時計台があり、おそらく時計台の時計で試合時間を計時していたのではないでしょうか。その意味で本画像は興味深いものがあります。

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世界最初の女子サッカー試合は1895年?

『The Graphic』紙1895年3月30日付け。
THE FIRST MATCH OF THE BRITISH LADIES' FOOTBALL CLUB The Graphic (London, England), Saturday, March 30, 1895; Issue 1322.

Women_2

例によって文章はありません。ボールやゴールは明らかにサッカーです。

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19世紀フットボール史研究の新ツール『BRITISH NEWSPAPERS 1800-1900』

英国図書館(British Library)の『BRITISH NEWSPAPERS 1800-1900』は19世紀のイギリスの新聞49紙を全文検索・アクセスできるサービスです。Penny Illustrated Paper紙とGraphic紙については全記事に無料アクセスできますが、それ以外は有料です(検索は無料です)。

「Advanced Search」モードで検索対象を全文(Full Text)と見出し(Document Title)に分けられます。「football」と「soccer」の検索結果(レコード)数は以下のとおりです。Google同様、ダブル・クオテーション・マーク(")でフレーズ検索できます(例:"football association")。

検索語    全文    見出し

football  113,079   17,263
soccer    1.805       0

「Advanced Search」モードで1番目の検索ボックスに「football」と入力、検索対象を「Document Title」に設定し、2番目の検索ボックスに「graphic」と入力、検索対象を「Publication Title」に設定し、「Search」ボタンをクリックすれば、無料アクセスできる『The Graphic』紙掲載の見出しに「football」が含まれる記事28件を無料閲覧できます。

A FOOTBALL MATCH AT VOKOHAMA, JAPAN
The Graphic (London, England), Saturday, April 18, 1874; Issue 229. (0 words)

は有名な「富士山をバックに押しくらまんじゅうのようなゲームをしている画像」(「0 words」とあるように解説文はなし)です。

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『イレブン』の版元だった日本スポーツ出版社が倒産

『イレブン』の版元だった日本スポーツ出版社が倒産したらしいです。→週刊ゴング:日本スポーツ出版社が破産手続き(毎日新聞)

『サッカーマガジン』、『イレブン』の2誌体制だったサッカー専門誌に、『サッカーダイジェスト』(日本スポーツ出版社とまぎらわしい日本スポーツ企画出版社刊)が加わって3誌体制になり、当時マイナースポーツだったサッカー専門誌市場が「供給過剰」になったころの、『イレブン』1980年2月号p.162に以下の「謹告」が掲載されています。

謹告

 みなさまにご愛読いただいております日本スポーツ出版社「イレブン」も、ことしで10年目を迎えます。少しでも、サッカーを愛する皆様のお役に立ちたいと、日本はもちろん、世界の情報、そして技術に編集の主眼をおいてやってまいりました。
 ところが、最近、社名で混乱しているむきがあります、(ママ)小社は「日本スポーツ出版社」(東京都文京区白山2-2-6)として過去11年の実績をもち、いささかながら日本のスポーツ界に貢献してきたものと自負しております。
 小社とまぎらわしい社もあり、各方面にご迷惑をおかけしているという話も聞いていますが、これらの出版社は小社とは何んら関係がございませんので、あらかじめご了承いただきたいと存じます。

     日本スポーツ出版社

『イレブン』はたいへん誤字、誤植の多い雑誌でしたが、「謹告」の句読点くらいちゃんと校正しとけョ!、といまさらながら思います。

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