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1985~1989年 - プロ化への胎動(1985年)

1986年プロ契約制度が始まり、ブンデスリーガで9年間プロとして活躍した奥寺康彦が帰国して古河電工に復帰し、日本でプレーする日本人最初のプロ選手になる。Jリーグの花形選手になる三浦知良や武田修宏はすでにこの時期に伝記が刊行されている。日本リーグでは1983年に初優勝した後発の読売クラブが戸塚、都並のような個性豊かな選手をクラブで育成し、既存の社会人チームとは別の可能性を示した。

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1985年

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愛蹴 滋賀大学サッカー部創設70周年記念誌 豊田一成/[ほか]編
大津:的場久城,1985
149p;26cm

滋賀大学、旧滋賀師範のサッカー部は明治38、9年頃創設された日本屈指の古豪。東京高師で日本最初の実戦をふまえたサッカー専門書 『フットボール』(明治41年)を編集した落合秀保が明治42年、同じく新帯国太郎が明治45年に赴任している。昭和13年 には全国中学校蹴球大会(現在の高校選手権)で準優勝している。
母校サッカー部創設七十周年を迎えて(的場久城)
七十周年を祝って(北村春吉ほか)
指導くださった先生
時代をおって(堀田歳次)
回顧と展望
戦績
現愛蹴会員一覧
この日まで - 七十周年記念式典までの経過(大塚富章)
編輯を終えて(河村正太郎)

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オフサイドはなぜ反則か 中村敏夫/著
東京:三省堂,1985
216p;19cm (三省堂選書;119)

著者は筑波大学附属高校教諭を経て、山口大学教授。
序章 オフサイドとは何か 1.問題の所在 2.オフサイド・ルールの条件 3.オフサイドの適用 4.オフサイドへの接近
第1章 オフサイド以前 1.分岐点 2.いろいろなフットボール 3.マス・フットボール 4.祭りとフットボール 5.「フット」・「ボール」 6.空地のフットボール 7.日常性から非日常性へ
第2章 オフサイド以降 1.社会的空間感覚の拡大 2.「校庭」の成立 3.「校庭のフットボール」の特徴 4.オフサイド・ルールの前提 5.オフサイド・ルールの意味 6.アスレティシズムへの移行
終章 「具体から抽象へ」
イギリスで誕生したフットボール(サッカー、ラグビー、アメリカン・フットボール)やホッケーにあるオフサイドというルールの起源を考察。 著者によれば、「オフサイド」とは語義的には本来前後の位置関係をあらわすものではなく、集団(密集戦)から離れた位置を意味する。 ボールをゴールに運べば終了してしまうマス・フットボールから、得点を競いあう「校庭のフットボール」に変化していく過程で オフサイド・ルールが確立していく。


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釜本のサッカーを始める人のために 世界のカマモトが直接教える初歩から高等テクニック カラー図解 釜本邦茂/著
東京:池田書店,1985
207p;19cm (スポーツ入門シリーズ;3)

釜本邦茂による入門書。
第1章 サッカーを始めよう サッカーは、人を生かし、自分を生かすスポーツ サッカーは世界のことば サッカーとの出合い
第2章 サッカーの基本テクニック サッカーの基本技術をマスターしよう インステップキック インサイドキック インフロントキック アウトサイドキック ボレーキック バナナキック その他ノキック ヘディング ジャンプヘッド ダイビングヘッド 方向を変えるヘディング ドリブル トラッピング
第3章 サッカーの実戦テクニック 実戦的テクニックのいろいろ フェイント シュート パス タックル スローイン ゴールキーパー
第4章 サッカーの戦術とチーム 攻撃と防御の陣型 攻撃の戦術 チームづくりノポイント
ふろく サッカーのルールと用語 サッカーのルール サッカーの用語

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君よ、釜本を超えてもっと強くなれ! 釜本邦茂/著
東京:ロングセラーズ,1985
226p;18cm

未見。


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神戸少年サッカースクール二十年の歩み 神戸少年サッカースクール/編
神戸:神戸フットボールクラブ,1985
80p;19 x 26cm

神戸少年サッカースクールは昭和40(1965)年設立、昭和45(1970)年には社団法人 神戸フットボールクラブが設立された。少年サッカースクール、法人化したクラブの草分け的存在。
はたちの誕生日を祝う
二十周年を迎えて(河本春男)
輝ける明日に向かって(山村喜聡)
のびのび、はつらつと(KSSの案内)
写真でみるスクールのようす(KSSの年間行事)
サッカースクールの揺籃期(北川貞義)
限りない飛躍を夢みて(加藤正信)
白い歯と澄んだ瞳(KSSの少年・少女たち)
KSSの母体・神戸フットボールクラブ(上野勝幸)
神戸フットボールクラブの現況
サッカーのおもしろさ
465人に聞きました(KSSアンケート)
KSSの運営について
スクール仲間の作品コーナー
スライディング・タックル<絵>(細谷俊輔)
サッカースクールの思い出(溝畑洋子)
オフサイドって何?(わかりやすいサッカールール)
サッカー場・イラストマップ
サッカースクール誕生から...(KSS二十年間のあしあと)
KSSでボールをけったみなさん(卒業生・在校生・指導者名簿)
本書刊行当時の神戸フットボールクラブ会長は戦前神戸一中監督として全盛時代を築いた河本春男 (刈谷中、東京高師卒、高師では主将、バウムクーヘンで有名な洋菓子店ユーハイム社長)。 このことが示すように神戸一中とは深い関係にあり、クラブ事務所は神戸高校の近くで、練習や会議には 神戸高校グラウンドや同窓会館が使用されている。役員にも岩谷俊夫、大谷四郎のようなOBが名を連ねている。 クラマー氏や『攻撃サッカー』(1984)の著者クーバー氏もスクールを訪問している。
特筆されるべきは、クラブにKSS初代副校長だった故・田辺五兵衛氏旧蔵のサッカー専門書約1,500冊 からなる田辺文庫が付設されていることである。田辺氏は現在の高校選手権(日本フートボール大会)の草創期から 役員を務めた関西サッカー界の重鎮、田辺製薬経営者。


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こうすればうまくなるサッカー 1 古沼貞雄/著
東京:偕成社,1985
128p;19cm (ナウブックス)

未見。


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こうすればうまくなるサッカー 2 古沼貞雄/著
東京:偕成社,1985
128p;19cm (ナウブックス)

未見。


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サッカー競技規則と審判への指針 日本サッカー協会/編
東京:日本サッカー協会,1985
82p;21cm (ナウブックス)

未見。


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サッカー親善訪問の旅 1984年友好都市鄭州市浦和市少年サッカー団帰国報告書 浦和市少年スポーツ国際交流派遣実行委員会/編
浦和:[浦和市秘書課],1985
37p;26cm

少年使節団の成果をたたえて(中川健吉) 浦和市少年サッカー団・園芸視察団団員名簿 浦和市少年サッカー団訪中行動記録 中国訪問中お世話になった方々 鄭州市親善訪問を終えて(野村英一) 中国での生活10日間(町田光弥) 鄭州市を訪問して(望月盛隆) [ニー]好・謝々・再見(吉野弘一) 鄭州市での4日間(高田裕明) マネージャーとして感じたこと(野村益子) 中国に行って(中島正美) 鄭州市を友好訪問(森山雄介) 中国(大熊隆雄) 中国に行ったこと(伊藤征司) 中国の思い出(松田直人) 中国の記(秋本賢司) 親善訪問中国の旅(駒田英二) 鄭州市を訪問して(大友仁) 中国に行って(今井正樹) 中国訪問の感想(岡本勝) 中国訪問の思い出(桜井大介) 中国での試合(稲田剛) 中国に行って(森健太郎) 鄭州市での試合(宇田川和成) 中国(柏木光) 中国に行ったこと(森田隆行) 浦和市少年サッカー団帰国報告座談会 中国訪問を終えて(城処博) 中国の印象について(川村創) 私が出会った中国の人々(忍足貴代子)中国見たまま、感じたまま(山崎角之助) 8月5日の答礼パーティー(高橋はな) 座談会・・・サクラとバラ・・・その他


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サッカーに燃えた日々 写真集 釜本邦茂/著
東京:実業之日本社,1985
188p;22cm

未見。


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サッカー入門 基本技術と上達のポイント! キミも名選手になれるのだ 加藤久/著
東京:金園社,1985
158p;19cm (ジュニア入門シリーズ)

未見。


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サッカー入門 堀田哲爾/著
東京:西東社,1985
204p;19cm (入門シリーズ)

未見。


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サッカー・ベスト・マニュアル キミのセンスを正しく伸ばす
東京:永岡書店,1985
198p;19cm (ナガオカ入門シリーズ)

未見。監修:大沢英雄。


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少年サッカー 君も名選手になれる 杉山隆一/著
東京:成美堂出版,1985
191p;19cm (Junior sports series)

未見。


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少年サッカーチーム友情へのキックオフ 伊東信/作 吉森みき男/絵
東京:ポプラ社,1985
158p;22cm (こども文学館)

未見。


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ストライカーの美学 釜本邦茂写真集
大阪:東方出版,1985
151p;31cm

監修賀川浩。標題紙に英語書名『The artistic striker : pictorial collection of Kunishige Kamamoto』とあり。 版元は仏教系出版社。釜本邦茂の日本代表、日本リーグ、天皇杯中心の写真集。 本年に実業之日本社からもう1冊『サッカーに燃えた日々』と題する写真集がでている。
第二、第三の釜本誕生を願って(山岡浩二郎)
釜本のプレーを“盗んで”続け!(長沼健)
得点したい、勝ちたい一心の20年 選手釜本としての一つの区切りに(釜本邦茂)
獅子のように雄々しく 風のようにゴールを襲う
メキシコへの飛翔 ジャンプは高く、シュートは強く
完成への確かな足どり 動と静の世界を駆け抜けて
ゴール!ゴール!ゴール! あくまでもストライカー
「ありがとう」といわせた男 84.8.25 六万観衆の歓呼のなかで
世界とサッカーとKAMAMOTO
年譜
栄光の記録
全試合記録
監修を終えて(賀川浩)

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図解コーチサッカー 多和健雄/著
東京:成美堂出版,1985
190p;15cm

「まえがき」に「この本は、いままでの名選手がやってみせた技術の神髄をとり出したものです。名選手の演技を目の前で見ながら、 そのままを真似る練習ができればそれに越したことはありません。しかし、それができない日本の多くのサッカー選手にとって、 この本は、最高のお手本になることでしょう。」とある。
まえがき
第1章 練習の原理 1.練習と脳の関係について 2.的をしぼる練習 3.体力トレーニングについて
第2章 まずルールに明るくなろう 1.競技者の用具 2.競技者の交代 3.競技開始 4.得点 5.オフサイド 6.反則と不正行為 7.インプレー 8.スローイン 9.ゴールキック 10.コーナーキック 11.フリーキック 12.ペナルティキック
第3章 基礎技術を身につけよう 1.キック 2.トラッピング 3.ヘッディング 4.ドリブル 5.タックル 6.ゴールキーピング
第4章 応用練習をしよう 1.パス(キックとトラッピングの組み合わせ)の練習 2.ドリブルの練習 3.ヘッディングの練習 4.シュートの練習 5.チャジングとタックリングの練習 6.ゴールキーピングの練習
第5章 与えられたポジションの戦術的な研究をしよう 1.あなたのチームは、どのシステムを採用していますか 2.あなたのポジションの戦術
競技場

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図解サッカー テクニックと戦略 リチャード・ウィドーズ/著 ポール・バックル/画 加藤久/訳・監修
東京:小学館,1985
187p;30cm

Richard Widdows著、Paul Buckle画『The Hamlyn book of football techniques and tactics 』(Hamlyn,1982)の翻訳。 原書は1988年Trerasure社、1992年Chancellor社から再刊されている。訳者は原書名を『Soccer techniques and tactics』 としているが、アメリカ版が『The Acro book of soccer techniques and tactics 』(Acro Pub.,1983)という書名ででているので、 アメリカ版を翻訳したのかもしれない。「監修にあたって」に「この本の 特色は、本文の内容を補足するにふさわしい写真とイラストレーションが豊富に使われていることです。そして、これらの写真と イラストレーションの一つ一つは、実に見事な実戦でのプレーを再現したものなのです。ですから、この本は“印刷されたビデオテープ” といった趣があります。しかも、内容を整理し、そのプレーのハイライトシーンだけをとり上げていますから、初心者にわかりやすいだけでなく、 経験者にも興味深いものになっています。」とあるように技術書でありながら、サッカー史上の名場面集としても読める。 著者はイギリスの著名なサッカー記者。
第1部 ゴールキーピング
第2部 テクニック 1.ボールコントロール 2.キック 3.ヘディング 4.ボール奪取
第3部 戦術 1.ディフェンス 2.サポートプレー 3.セットピースからの攻撃
サッカー国際用語解説
1970年W杯でゴードン・バンクスがペレのヘディングをセーブした場面(シュートを阻止する)、1958年W杯決勝でペレがゴールを背に 受けたパスを腿で浮かせて振り向きざまボレーでゴールを決めた場面(腿でのボールコントロール)などが解説され、 それらを実現するにはどのようなトレーニングをすればよいかが記述されている。


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図解と写真によるサッカー 森岡理右/[ほか]著
[東京]:日本図書文化協会,1985
217p;21cm

執筆者は、森岡理右(筑波大教授)、萩原武久(筑波大助教授)、加藤久(早稲田大講師)、坂井学(広島工業大講師)、 浅井武(山形大助手)、小野太佳司(学習院大助手)、木幡日出男(東京商船大助手)、鎌田安久(岩手大助手)、 榊原潔(上越教育大助手)、北村央春(埼玉栄高教諭)、丹信介(筑波大准研究員)、大野木龍太郎(筑波大博士課程)、 西島尚彦(同上)。「著者のことば」に「本書は、次代の日本サッカーを背負う人材の育成に努力されている気鋭の指導者 たちのために、日ごろの研究の一端を紹介し、その指導の中で役立てていただけたら幸いである、との願いを込めて編まれた ものである。」とあるように筑波大学サッカー研究会による教師向けに書かれた指導書。
刊行のことば
著者のことば
第1章 心の目で見たサッカー 1.サッカーとの出会い 2.サッカーのとらえ方 3.サッカーの科学
第2章 サッカーゲームの課題 1.サッカーの個人技能 2.サッカーの集団技能(コンビネーション・プレー) 3.サッカーゲームのすすめ方 4.サッカーゲームのバリエーション
第3章 サッカーの練習の実際 1.サッカーの個人技能に応じて 2.サッカーの集団技能に応じて 3.よりよいゲームを目指して
第4章 指導法 1.指導者の資質 2.場の設定 3.練習の原理 4.評価について
第5章 クラブの経営 1.クラブ活動のあり方 2.小学校低学年のクラブ活動のあり方 3.小学校中学年のクラブ活動のあり方 4.小学校高学年のクラブ活動のあり方 5.中学校・高等学校のクラブ活動のあり方
第6章 サッカー指導の情報学 1.コーチング情報 2.コーチング情報の種類 3.自チーム・プレーヤーの情報
執筆者紹介

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創立六十周年記念誌 法政大学体育会サッカー部法友サッカークラブ/編
[三鷹]:法政大学体育会サッカー部法友サッカークラブ,1985
316p;31cm

未見。


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富西サッカー55年史 富西サッカー55年史編集委員会/編
阿南:徳島県立富岡西高等学校サッカー部OB会,1985
155,23p;27cm

徳島県立富岡西高校、旧富岡中学校サッカー部は、昭和5年東京高師出身の指導者によって創設された。 1950年代頃が全盛時代で、高校選手権に5回出場している。昭和58年1月から2月にかけて毎日新聞徳島版に 掲載された『富西風土記・体育編・サッカー』がきっかけとなって部史が編纂された。
90年の伝統の活性化(豊田邦和)
富西サッカーの飛躍とOB会の発展を(滝典通)
富西サッカーの礎(田村藤太郎)
再び豊かに開花と結実を(長沼健)
富西サッカーの偉大な足跡(斎実)
第1章 富西サッカー55年の歩み 1.蹴球部誕生と戦前の黄金時代(昭和5年度~17年度)(滝典通) 2.蹴球部復活と戦後の黄金時代(木田文章・島博) 3.雌伏の時代(昭和40年度~60年度)スポーツと勉学の両立(島博・尾崎伴治 ・中野宏) 4.伝統の復活をめざして(島博)
第2章 歴代の顧問、コーチの回想 蹴球の祖、真鍋先生への慕心(山下重明) 自治精神に富んだ富中サッカー(平内義保)...ほか15編
第3章 年度別OBの随想 富中蹴球部輝かしく誕生(勝浦武雄) 蹴球部廃止の危機脱出(山下重明)...ほか46編
第4章 富中OBの活躍と現役へのバックアップ 富中サッカーOBの歩み(滝典通) OB倶楽部結成と現役との出会い(沢田穣) 富中OBの球跡(松岡忠道)
第5章 特別寄稿 富西サッカー諸先輩の活躍(井谷義昭)富西サッカーに思う(北条種一)
第6章 富西サッカーOB会会則および名簿 富西サッカーOB会会則(島博) 昭和59年度OB会結成総会決定事項(島博) 富西サッカーOB会会員名簿(尾崎伴治・仁木正弘)
編集後記
付録 高等学校全国的大会の記録

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フットボールの社会史 F.P.マグーン,Jr./著 忍足欣四郎/訳
東京:岩波書店,1985
227p;18cm (岩波新書)

Francis Peabody Magoun, Jr.著『History of football from the beginning to 1871』(Bochum-Langendreer, 1938)の翻訳。 原著者はハーヴァード大学教授で古期・中期英語英文学の専門家。原著は戦前のドイツで出版された。 訳者は東京大学卒、東京都立大学教授、中世英文学専攻。原書名にあるように(1871年にラグビー・ユニオン設立)、 近代スポーツとしてサッカー、ラグビーが成立する前のフットボール史。
訳者まえがき
原著者まえがき
1.国王は禁じ、民衆は蹴った。この危険に満ちた愉しみ! - 最古の記録から中世末(千五〇〇年)まで
2.流血と破壊! 国法も安息日の掟も何のその... - 文芸復興期から千六四二年まで
3.シェイクスピアの芝居にも登場 「蹴球ボールのように」蹴ったり蹴られたり - 一六四二年までの戯曲
4.徒弟のあいだで農民のあいだで、蹴球人気は衰えず - 共和制時代および王政復古期(一七〇二年まで)
5.「ボールは高空に虹の橋を架けた」(ワーズワス) - 十八世紀から十九世紀(一八四五年まで)
6.三度目は退学! オックスフォードもケンブリッジも禁じた - 大学における蹴球
7.手の使用を許すか? 調整成らず、サッカーとラグビーへ - パブリックスクールと二つの「協会」
8.断食と悔 の前には羽目をはずして... - 告解火曜日の蹴球
訳者解説 蹴球は世界のことば - 「協会」成立以後 1)娯楽からスポーツへ 2)統一ルールの確立 3)サッカーの光と影 4)日本のサッカー
英文学作品中に登場するフットボールが縦横に引用されている。


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ボールけり・サッカー遊び・サッカー系教材の指導のコツ
東京:明治図書出版,1985
155p;21cm (小学校体育実践シリーズ;5)

執筆者は秋山正久(上尾市立大石小学校教諭)ほか21人で上尾市を中心とした小学校体育研究サークルのメンバーで 全員埼玉県の小学校教諭。上尾市教育委員会指導主事清水保義をリーダーとしてまとめた。 「まえがき」に「本書は、ボールけり、 ラインサッカー、その他、いわゆる小学校におけるサッカー系教材を授業で扱う場合、どこが指導の要点となるのか、 またこれらの教材のどこをどんな具合に指導すれば授業がうまくいくのか、その辺の呼吸を具体的な事例に即して 解明しようと試みた本です。」とある。
1.用具の工夫をして楽しいゲームを行うコツ(中学年) 2.サッカーが苦手な教師でも楽しい授業を行えるコツ... ほか45編


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松本県ケ丘高等学校サッカー部60年のあゆみ 松本県ケ丘高等学校サッカー部60年のあゆみ編纂委員会/編
松本:松本県ケ丘高等学校サッカー部OB会,1985
381p;27cm

長野県立県ケ丘高校、旧松本第二中学校サッカー部は大正12年学校創立とともに創設。初代校長がサッカーを校技として採用し、入学者全員にサッカー靴 の購入を義務づけ、初代監督に東京高師範主将だった松本寛次(広島一中で野津謙を指導した)を教頭として招聘した。 しかし、全国大会に出場するようになったのは戦後からで、1955年国体初出場、1962年高校選手権初出場、1963年選手権ではベスト8、 1966年インターハイでは3位と1960年代前半が黄金時代だった。
発刊を祝って(小川静雄)
刊行に際して(小林正三)
発刊にあたって(渡辺三郎)
第1章 あゆみの大筋 松本第二中学校サッカー部の創設(サッカー学園の誕生) サッカー靴の制定について 当時のサッカー事情 長野県における 「サッカー大会」の元年 草創期を支えた人々(松本寛次先生、大新田勝海先生、鈴木篤良先生、上島周蔵先生、槙原徳治先生、折井好郎氏) “サッカー部歴代監督、部長、顧問
第2章 年代別・活動状況 大正15年度より昭和59年度まで 県ヶ岡OB会と規約  元旦サッカー サッカー部の予算額の変遷
第3章 回想 旧松本二中はなぜサッカー(Soccer)を校技としたか(三浦重雄)サッカーに青春を燃焼した  頃を思う(鈴木篤良) あの頃のこと(上島周蔵) 県ヶ岡高等学校サッカー60年を顧りみて(藤木英一)  昭和初期のサッカー部(小林正三) 県陵サッカー部の想い出(榎本栄信)  戦中・戦後のサッカー部(赤羽晃嘉) 終戦後の母校(赤羽正誼) 初めて見る海 - 静岡遠征へ(横内 )  私とサッカー(吉沢三雄) 痛恨の左足スライディングシュート(宮入範吉) 県陵サッカー部と私(稲葉正)  先輩の指導(柳沢常善) サッカーで学んだ人生訓(中野豊) 高校選手権大会に初出場して(増田節)  高校時代のサッカーの思い出(西片信次郎) 県陵サッカー部60周年に寄せて(中山勝広)  サッカー部の思い出(市川卓雄) 県ヶ岡高校サッカー部の思い出(桜井健司) サッカーとの出合い(松田正己)  3年生が4人で勝ちとったサッカー(古田博民) 日本サッカー界(下條佳明) “県陵サッカー部”(戸谷古孝)  初代女性マネージャーとして(羽多野充子) 忘れ得ぬ3年間(麻田記良) 勝つのは受け合い“渡辺三郎先生”のこと(内川幸雄)  座談会
付 年表 サッカー部卒業生名簿 あとがき

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目で見るサッカー 実戦基本テクニック 安田一男,山中邦夫/著
東京:成美堂出版,1985
216p;19cm (Seibido sports library)

「まえがき」で個人技そのものは向上しているが、試合での動きながらのボールコントロールや相手との せり合い状況でのスキルに改善の余地があると指摘し、「そこで本書は、上記のような観点から試合での技能の発揮のしかたに 焦点をあわせ「いかにすれば試合でよいプレーができるようになるのか」をテーマとしてまとめたものである。」と述べている。
まえがき
序章 サッカー技術を身につける
第1章 ボールコントロール 1.ボール・ジャグリング 2.ドリブルターンとフェイント
第2章 個人からグループ、そしてチームへ 1.1対1 2.2対2 3.3対3 4.試合状況下でのトレーニング
第3章 チームのシステムとプレーの原則 1.チームのシステム 2.ポジションとその特徴 3.システムの変形(4-3-3をもとに) 4.攻撃プレーの原則 5.守備プレーの原則
第4章 チームの戦術 1.戦術の基本 2.フィールドの区域とプレー 3.攻撃の展開 4.守備の方法
第5章 ゲームでのコンビネーションプレーとその練習法 1.ゲームでのコンビネーションプレー 2.コンビネーションプレーの練習法
第6章 プレーヤーと競技規則
引用・参考文献

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若き血潮は燃える インターハイ・サッカー 旧制全国高等学校蹴球大会誌
狛江:旧制全国高等学校ア式蹴球大会誌編集委員会,1985
362p;26cm

全国高等学校ア式蹴球大会は大正12年東大主催で開催され(後京大も加わり、東京と京都でほぼ交互に開催された)、学制改革により 旧制高等学校がなくなったため昭和23年を最後に自然消滅した。本書編集委員会代表で実質的編纂者の竹内至は東京高師附中、新潟高校、 京都大学卒、新潟高校では後の文芸春秋社社長池嶋信平(東京府立五中卒)とともに蹴球部を創設した。
構成は編年体(大正12年~昭和23年)で、『東京朝日新聞』、『東大新聞』などの新聞記事、『アサヒスポーツ』、『運動界』などの 雑誌記事の再録とOBの回想からなる。最後に参考資料として試合時間及延長戦の変遷、歴代の優勝校、出場回数、年度別出場者名、 各校別出場者名が付されている。
第1回大会の優勝校はディンが指導した早稲田高等学院で、決勝で竹腰重丸のいた山口高校と対戦している。北は北大予科、南は七高(鹿児島)、 京城大予科も参加している。最多優勝校は六高(岡山)で、中学サッカー名門校の神戸一中、広島一中、広島高師附中からの進学者が 多かったからとのこと。最後の昭和22、23年に連続優勝したのは広島高校で、後に朝日新聞記者になる当時のメンバー中条一雄は「あのすさまじい原爆 の経験とその後の虚無感、人間や国家への不信感、そんなものが、そして若いやり場のないエネルギーが、われわれの気持ちを一つにして、 必死にサッカーに打ち込まずにはおれないような状態にしていた。」と回想している。


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