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1975年~1979年(1978年~1979年)

「観るスポーツ」としては定着した感があり、W杯本やペレ、ベッケンバウアー、釜本のようなスター・プレーヤー関係書が刊行されている。この時期は早慶のような古豪サッカー部が創立50周年を迎え、相次いで部史が刊行されている。

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1978年~1979年

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風呼んで翔ける荒鷲よ 慶応義塾体育会ソッカー部50年 慶応義塾体育会/[編]
横浜:三田ソッカー倶楽部,1978
362p
部創設は大正11年。「風呼んで翔ける荒鷲よ」は部歌(島田晋作詞)の一節。
創立五十年を迎えて(幾多正輝) フラタニティの精神(田中昌司)...ほか58編。 他に「昔を語り、今を批判する」と題する座談会(竹腰重丸、川本泰三、松丸貞一、尾池節)、囲み記事、 公式試合全記録、三田ソッカー倶楽部会員名簿。


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高校サッカー年鑑 全国高等学校体育連盟サッカー部/編
東京:国高等学校体育連盟サッカー部,1978~
19cm

1978年創刊、年刊で現在まで継続刊行中。表紙に『Soccer yearbook』、『三大イベント&地域大会全記録』という副題あり。 全国高等学校選手権大会(選手権)、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)、国民体育大会(国体)の記録が中心。他に、地域大会の記録、アジア・ユース大会記録一覧、 高校選手権選抜チーム海外遠征の記録、全国高等学校選手権大会優勝校および本大会出場校、全国高等学校体育連盟サッカー部加盟校の名簿がある。写真多数。 以上は1978年版による。


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少年サッカー ルールとテクニック 大和国夫/文
東京:集英社,1978
158p;19cm (モンキー文庫)

未見。
PART・1 世界と日本のサッカー
PART・2 ボールになれよう
 ボール・リフティング 壁を使うボール遊び
PART・3 ボール・テクニック
  キックをマスターしよう キックの種類 インサイド・キック インステップ・キック チョップ・キック インフロント・キック アウトサイド・キック   ヒール・キック トウ・キック オーバーヘッド・キック ハーフ・ボレー・キック ボールをカーブさせる 低いボール、高いボールのけり方
 ドリブルをマスターしよう ドリブルの種類 アウトサイドとインサイドを使うドリブル インステップを使うドリブル
 フェイントをマスターしよう
 トラッピングをマスターしよう インサイドを使うトラッピング アウトサイドを使うトラッピング 胸や腹を使うトラッピング インステップを使うトラッピング 足の裏を使うトラッピング
 パスをマスターしよう 縦パス 壁パス その他のパス
 シュートをマスターしよう ヘディングをマスターしよう スタンディング・ヘッド ジャンピング・ヘッド
 タックルをマスターしよう ブロック・タックル スライディング・タックル
 スローインをマスターしよう
 ゴールキーパーの技術をマスターしよう キャチング パンチング デフレクティング スローイング クリアリング ショルダー・チャージ
PART・4 フォーメンションとポジション別プレー
 フォーメンションを覚えよう W・Mシステム 4-2-4システム 4-3-3システム カテナチオ・システム(スイーパー・システム) トータル・サッカー
 各ポジションの役割を知ろう ゴールキーパー コーナーキックに対するポジション フリーキックに対するポジション フルバック タックル 相手の攻撃を安全なところへ追い込むプレー カバーリング スイーパーシステム ハーフバック ハーフバックのパスワーク フォワード センター・フォワード ウイング
PART・5 サッカーのルール
 競技場 ボール 人数と試合時間 サッカー用具 レフリー ラインズマン 試合の進め方とゲームの再開 イン・プレーとアウト・オブ・プレー 得点 オフサイド 反則と罰則 フリーキック ペナルティ・キック スローイン ゴールキック コーナーキック 試合を楽しむためのアドバイス
PART・6 サッカー用語事典


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愛知県体育スポーツ史資料年表 サッカー 高橋正五郎/[ほか著]
[名古屋]:[高橋正五郎],1979
102p;25cm

編纂者は高橋正五郎(愛知県立看護短期大学)、小田洋水(名城大学)、浅井精一(滋賀文京短期大学)、三浦和子(愛知県立看護短期大学)。 明治16(1883)年愛知一中で蹴球がおこなわれて以降、昭和26(1951)年全国高校選手権で刈谷高校が敗れるのまでの 愛知県サッカー史年表。『愛知一中学友会雑誌』、『愛知第一師範学校教務日誌』、『愛知県刈谷中学校年報』のような一次資料が使用されている。


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サッカー 個人技術とチームプレー 冨永豊/著
東京:ナツメ社,1979
174p;21cm (スポーツ入門ライブライー)

冨永豊は早稲田大学、東海大学大学院卒。監修浅見俊雄。 「はじめに」に「本書は、初めてボールを蹴ろうという人にも、すぐ理解できるように、写真や図を中心に解説したものである。」とある。
1.ビギナーのために 2.ボール・ジャグリング 3.キック 4.トラッピング 5.ドリブル&フェイント6.ヘディング 7.タックル 8.ゴール・キーピング 9.試合のルールと進め方 10.チーム・プレー 11.ベスト・イレブンになるために


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サッカー 実技編
東京:朝日ソノラマ,1979
193p;15cm

未見。 杉山隆一監修。


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サッカー はじめてサッカーを志す人のために 浪越信夫/著
東京:日本文芸社,1979
178p;22cm (ドウスポーツシリーズ)

著者の肩書きは全日本少年サッカー大会本部委員。表紙、標題紙に『Do sports!』、『Soccer』ともある。「はじめに」に「この本は、これからサッカーをはじめようという、ごく初心者のための入門書としてまとめました。」とある。
はじめに
第1章 サッカーの歴史 1.古代のボールゲーム 2.中世イギリスのフットボール 3.サッカーの誕生 4.日本人の体格に合うサッカー
第2章 サッカーの基本 1.基本ルール 2.用具について 3.施設について
第3章 サッカーの基本技術 1.ボールコントロール 2.キッキング 3.トラッピング 4.ドリブリング 5.フェイント 6.ヘディング 7.タックリング 8.スローイン 9.ゴールキーピング
第4章 チームプレーの技術
攻撃編 1.パス 2.フライラウヘン 3.シュート 4.攻撃の方法
守備編 1.守備の基本 2.守備のシステム
第5章 練習計画とトレーニング 1.練習計画のたて方 2.トレーニング 3.ボールリフティング 4.けがの予防と応急処置
ふろく 1.サッカーの競技規則 2.全国のサッカー組織 3.サッカー用語 4.ミニサッカーのすすめ
写真多数。モデルは順天堂大学サッカー部員。巻末のミニサッカーについて「はじめに」で「ミニサッカーを解説した本はまだありません。サッカーをはじめたくても グランドもなく、選手の数もそろわないとあきらめている人は(大部分がそうだと思いますが)、おおいに参考にしていただきたい と思います。」と述べている。


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サッカー審判法 デニス・ハウエル/著 稲熊康雄、篠田昭八郎、浪越信夫/共訳
東京:不昧堂出版,1979
176p;22cm

Denis Howell著『Soccer refereeing. Rev. ed.』(Pelham Books, 1977)の翻訳。初版は1968年刊行。著者は30年のキャリアをもつイギリスの現役審判。稲熊康雄は名古屋大学卒、日本碍子勤務、日本サッカー協会審判指導員。篠田昭八郎は東京教育大学卒、岐阜工業高等専門学校助教授、日本サッカー協会理事、浪越信夫は香川大学、東京教育大学卒、順天堂大学助教授、同大学サッカー部監督。
訳者のことば
序文(スタンレー・ルース FIFA会長)
著者のことば
Ⅰ.資格の取得
Ⅱ.反則プレー
Ⅲ.ゲームのペース
Ⅳ.アドバンテージ・ルール
Ⅴ.ゲームの統制
Ⅵ.1966年ワールドカップ決勝戦
Ⅶ.1970年ワールドカップ決勝戦
Ⅷ.1974年ワールドカップ決勝戦
付録 A 競技規則の解釈 B フットボールリーグ覚書
あらゆるレベルの審判に対する具体的な示唆に富んだ著作。Ⅵ~Ⅷ章はW杯決勝戦のレフェリングに対するかなり突っ込んだ批評。別角度から見た観戦記としても読める。66年決勝は線審が判定した問題の決勝ゴールのあった試合であったが、レフェリングは適切であったとみなしている。70年決勝にはかなり批判的であり、74年決勝については絶賛している。審判団の準備や試合の統制法が逐一詳しく記述されていて興味深い。サッカーのレフェリングに興味のある人は一読の価値があるはず。


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サッカー世界のプレー ’80年代の技術と戦術 牛木素吉郎/著
東京:講談社,1979
134p;21cm (講談社スポーツシリーズ)

’70メキシコ、’74西ドイツ大会に続く著者3冊目のW杯本。標題紙には『Argentina '78 World Cup』とある。
’80年代のサッカーは? アルゼンチンか!オランダか! 未来を示すもの
ひたむきのサッカー - アルゼンチンの技術と戦術 - 決勝戦にすべてがあった リバープレートの戦い ロサリオの戦い 世界各国のサッカー
ワールドカップのすべて ワールドカップとは何か ワールドカップの歴史


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サッカー先生奮戦記 汗まみれの教育実践 きしさとる/著
東京:学陽出版,1979
223p;19cm (ドキュメント現代の教育;7)

著者の本名は岸智。埼玉県東松山市の野本、南、松山の3中学でサッカーを指導。松山中学を全国中学生大会ベスト8に導いた。 同市出身で埼玉大学卒。児童詩に関する著作もある生活綴り方を実践する国語教師で、他にも教育関係の数冊の著書がある。 本書にも自身と生徒の詩や作文が多数掲載されている。
第1部 教師としてサッカー監督として
第2部 燃えろサッカー部 1.サッカー中学生の青春と悩み 2.質問に答える 3.チームづくりの工夫と創造
第3部 運動部教育、社会体育、町づくり 1.運動部の教育を見直そう 2.子どもの町、サッカーの町づくり
中学校のサッカー部活動を通してみた教育論的な性格の著作。著者は私有地をグラウンドに提供し、 東松山市の小学生サッカー(東松山市少年サッカー団)振興にも寄与した。
FC東京の小峯は著者が創設した野本中学サッカー部出身(高校は帝京)。


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図解サッカー 斉藤勇/著
東京:日東書院,1979
222p;19cm (スポーツシリーズ;9)

斎藤勇は東京学芸大学卒、新宿区立西戸山中学校教諭、東京蹴球団所属。監修者、鈴木滋は東京学芸大学、筑波大学大学院卒、東京学芸大学サッカー部コーチ。
第1章 ボールリフティング ボールリフティング
第2章 個人技術 キッキング ボールコントロール ヘディング ドリブリング シューティング チャージング タックリング スローイン ゴールキーピング
第3章 集団技術 基本的な戦術と攻防 システム セットプレー
第4章 試合に備えて 基礎体力づくり 練習計画 試合の主な規則

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野津謙の世界 その素晴らしき仲間たち 野津謙/編
東京:国際企画,1979
182p;20cm

野津謙は明治32年広島県生まれ、広島一中、一高、東大卒、第5回極東大会日本代表、 1955~76年JFA会長としてクラマー氏を招聘し、東京、メキシコ両オリンピックで好成績を残すなど、リーダーシップ を発揮した。医師として公衆衛生関係でも大きな業績を残しており、本書は多方面で活躍した野津周辺の人物が寄稿したエッセイ からなる。
 第1章 サッカーと青春 D・クラマーを偲ぶ(野津謙) サッカーの父(福永健司) 野津先生(長沼健) その情熱とその理想(小野卓爾) 野津さんとクラマーさん(成田十次郎) サッカー精神と野津さん(中条一雄) その青春時代(新田純興) 野津謙さんと私(中島道雄) 尊敬する師(藤田静夫) 先生の人柄(手島志郎) 精神と科学の調和を知る(岡野俊一郎) 青山キッカーズのこと(上田幸夫) ある無名フットボーラの自伝(小林孝正)
 第2章 学校保健と私(野津謙) 野津先生と私(岩尾泰次郎) 学校保健と野津先生(下田巧) 保健館学校衛生部長の頃の先生(渡辺モトエ) 野津先生(村上勝美)
 第3章 良導絡の発展に期す 良導絡と共に(野津謙) 良導絡自律神経学会会長の先生(成宮芳三郎) 素晴らしき人々(金子田鶴子) 野津先生(大磯泰哲) 先生と私(和田清吉) 野津さんと私(蠣崎要) 野津先生と良導絡(中村正男)
 第4章 スポーツ少年団と共に スポーツ少年の育成(野津謙) 野津君とスポーツ少年団(石井光次郎) 野津さんとの出会い(大島謙吉) 兀々地春夏秋冬(湯野正憲) 少年団スポーツからBGプランへ(阿部三也夫) スポーツ少年団活動と先生(久保正太郎)
 第5章 野津謙その人となり 一中精神(永山忠則) 野津謙の闘志(東陽一) 野津謙君と私(東俊郎) 産報の思い出(園山亀蔵) 先生との出会い(吉川豊) 野津先生と私(詫間力平) 野津謙先生(榎本久一) 弘前時代(斉藤弥一) 野津君(川島震一) 野津先生と私(八田一郎)
 野津謙略年譜
 あとがき
 単なる名誉職としての会長ではなく、東京オリンピックをひかえての外国のプロコーチ招聘はJFA内部の反対を押し切っての彼の決断であり、 クラマー氏の人選も彼が行ったとのこと。"Das Auge an sich ist blind, da Ohr an sich ist taub. Es ist der Geist, der sielt, es ist der Geist der hoert." というクラマ-氏のモットーが表紙に印刷されている。


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