戦前の小学生サッカー大会に関する『朝日スポ−ツ叢書 第1 ホツケ−・ラグビ−・蹴球・籠球・排球』の記述
戦前の小学生サッカー大会については「関東少年蹴球大会(東京蹴球団主催 東京朝日新聞後援)の記録」と「豊島サッカー倶楽部主催全国少年蹴球大会に関する新聞記事」に記しましたが、それ以外にも大会があったことが、『朝日スポ−ツ叢書 第1 ホツケ−・ラグビ−・蹴球・籠球・排球』(東京朝日新聞社運動部編 朝日新聞社 1930)に述べられています。
“斯うした機会は度重って自然全国的にチームがチームが著しく増加し、諸所に中等学校大会が挙行され、一方、東西呼応してカレヂ・リーグが成立するといふ有様で蹴球界は興隆の一途を邁進する事になりました。この中に見逃せないのは少年蹴球の発達であります。就中、大正十一年に東京蹴球団が主催で東京朝日新聞社後援の下に関東小学校蹴球大会を開いたのが全国的にセンセイションを捲き起して今日では北に函館、南は広島と十数ケ所にこの種の大会が催されて、未来の大選手の卵である少年選手は頻りに活躍して、青年選手も及ばぬ妙技を示して観衆をアッと言はせて居ります。”(p.125)
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