昭和11(1936)年の3万円は今
大日本蹴球協会はベルリン・オリンピック参加にあたって、3万円を目途に寄付を募り、機関誌『蹴球』4巻3号 1936年7月 p.16-18に寄付者と金額を掲載しています。寄付金額トップ3は
1. 田辺治太郎 3,000円
2. 新田純興 2,150円
3. 竹内悌三 1,000円
です。当時会長だった深尾隆太郎ですら200円です。
ところで当時の3万円は現在ではどのくらいの価値があるのでしょうか。
日銀HPの「昭和9年<1934>~11年<1936>平均=1」とする消費者物価指数は、平成22(2010)年で1767.3になっています。ちょうど昭和11(1936)年ころが1なので、当時の1円は現在の1767.3円ということで計算しやすいです。
30,000 X 1767.3 = 53,019,000円
となって、現在では約5,300万円ということになります。個人では、
田辺治太郎 5,301,900円
新田純興 3,799,695円
竹内悌三 1,767,300円
深尾隆太郎 353,460円
ということになります。