中日新聞社史における『新愛知』と『名古屋新聞』の大正期スポーツ事業
中日新聞の前身は政友会系の『新愛知』、憲政会・民政党系の『名古屋新聞』で、大正期には中京地区でこの2紙はライバル関係にありました。中日新聞の社史『中日新聞創業百年史』(中日新聞社社史編さん室編 中日新聞社 1987)の年表(本文では大正期スポーツ事業はほとんど触れられていない)には以下がありました。
大正6(1917)年6月2日 名古屋新聞、実業団六チームの参加により名古屋野球大会を開催。
大正6(1917)年10月31日 名古屋新聞主催第一回市民第運動会を開催。
大正6(1917)年11月24日 新愛知、第一回秋季大運動会を開催。
大正6(1917)年12月6日 新愛知、多久儀四郎、田舎片善次両講師により体育奨励会を新設。
大正7(1918)年1月3日 新愛知、第一回野球大会を主催。愛知一中、岡崎ニ中、明倫中、県立工業、同志社中学部などが参加。
大正8(1919)年4月1日 名古屋新聞社、第一回春季中等学校野球大会を開催。
(p.1002-1003)
新愛知の蹴球大会は年表には掲載されてませんでした。野球大会の開催とほぼ同時だったことがわかります。