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第11回全国中等学校蹴球大会予選に関する大阪毎日新聞記事

大阪毎日新聞1928(昭和3)年12月13日付

本社主催第十一回全国中等学校蹴球大会
  全十六代表の選抜
    各地予選会の形勢
      サッカーのスケヂュール決定す

 明春早々凡ての運動競技にさきがけて花々しく挙行さるる本社主催第十一回全国中等学校蹴球大会は今や各地の予選期に入って斯界注目の焦点となってゐる。

 ラグビーは西部ラグビー蹴球協会並に関東ラグビー蹴球協会の協賛によりすでに制定されたるスケヂュール通り現に着々試合を行ってゐるが「京津東海地方」においては同志社中学絶対優位を持しており、「大阪和歌山」では天王寺中学土つかずの覇を称へてゐる。「神戸奈良」は神戸一中が明石中学を破って奈良代表天理中学と来る廿八日甲子園に決戦を行はんとしてゐる。その他各地方もぞくぞくと新進の輩出を見てゐる有様で近く全八校の選抜決定を見るであらう。

 サッカーは既に予選会に優勝した広島一中(中国四国九州代表)は昨年平壌崇実と最後の優勝戦を戦ひ一敗地にまみれた恨みをのんでゐるだけ本年は必勝を期して猛練習を励んでゐる。一方昨年の覇者たる朝鮮では去月下旬鮮満予選を開いたが選手資格に[?][?]を生じたため[?]予選会を中止し当事者全部会合して満場一致本年度代表として平壌高等普通学校を推薦しこれまた覇をつづけんとしてゐる。また大会のお膝元たる「大阪和歌山」は今秋十月初旬から専ら本大会をめあてに整然たる予選のスケヂュールが大日本蹴球協会京阪支部によって立てられ、今日までに都島工業、明星商業、桃山中学、和歌山中学の四校を選び、来る廿五日から天王寺師範校庭で最後の代表を選抜することとなり、又「兵庫山陰」は協会神戸支部により八校を選抜し、そのトーナメントを廿三日から神戸遊園地で挙行する。その他「北陸」は廿三日から富山県神通中学で、「東海静岡長野」は廿五日から三日間名古屋高商校庭でいづれも挙行。「関東北」は廿七日に最後の決定を見るが、「京滋奈良」はいよいよ両三日中にスケヂュールを決定廿日以後に争覇戦を挙行するはずである。かくて全十六校が集まり来る壮観は今から期して待つべきものがあらう。”

予選は年末に集中開催されていたようですが、中国四国九州地区と鮮満地区はそれより早く予選を行っていたようです。大阪和歌山地区は10月から予備選考を行い、年末に決勝リーグ戦で決定しています。

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