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アメリカ女子サッカーはカレッジ・スポーツ 代表選手の出身・在学校

野球、アメリカン・フットボール、バスケットボールと同様、アメリカ女子サッカーもカレッジ・スポーツとして発展してきた。ロンドン・オリンピック代表選手は全員大学OBまたは大学生で、その出身・在学校は、

ホープ・ソロ (Hope Amelia Solo) ワシントン大
ニコル・バーンハート(Nicole Barnhart) スタンフォード大
ヘザー・ミッツ(Heather Mitts) フロリダ大
クリスティ・ランポーン(Christie Rampone) モンマス大
ベッキー・サワーブラン(Becky Sauerbrunn)  バージニア大
ケリー・オハラ(Kelley O'Hara)  スタンフォード大
エイミー・レペイルベット(Amy LePeilbet)  アリゾナ州立大
レイチェル・ベーラー(Rachel Buehler)  スタンフォード大
シャノン・ボックス(Shannon Boxx) ノートルダム大
ヘザー・オライリー(Heather O'Reilly)  ノース・カロライナ大
カーリ・ロイド(Carli Lloyd)  ラトガース大
ミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)  ポートランド大
トビン・ヒース(Tobin Heath)  ノース・カロライナ大
エイミー・ロドリゲス(Amy Rodriguez)  南カリフォルニア大
シドニー・ルルー(Sydney Leroux)  UCLA
ローレン・チェニー(Lauren Cheney)  UCLA
アレックス・モーガン (Alexandra Patricia Morgan) カリフォルニア大バークレー校
アビー・ワンバック (Mary Abigail Wambach) フロリダ大

各地域カンファレンスにおけるリーグ戦に加えて全米大学選手権もあり、大学スポーツとしての厚みがアメリカ女子サッカーの基盤になっているようだ。プロ・サッカーは経済的な浮沈があるが、大学スポーツは経済的な影響を受けないのが強みであろう。草の根の「少女サッカー」からハイスクールを経て大学まで、アメリカではレベルに応じて女子がプレーできる場所が確保されている。

日本男子サッカーもかつてはカレッジ・スポーツだった(JFA幹部人事やJリーグ監督にその名残りがある)が、Jリーグ発足以降男子代表チームの学歴構成は激変した。→世界大会・同予選における日本代表登録選手中の大学生・大学(サッカー部)OB比率

アマチュアの日本サッカーリーグ(JSL)時代に日本代表が低迷したのは、JSLが日本のトップリーグであるにもかかわらず、終身雇用制下の大企業での引退後の処遇を考慮した有望高校生が低レベルの大学サッカーに「迂回」してしまう構造に原因があった。

なでしこでは大学サッカー部出身者は少数派。女性は「終身雇用制下の大企業での引退後の処遇」など考える必要もないし、女子サッカーが普及したのは比較的近年で、最初から有望高校生やクラブユース所属選手が「迂回」なしでトップリーグのなでしこリーグでプレーできる環境が整っていた。ただしトップ・リーグがこれからも常に順風満帆に存在できるかどうかは不明なのは、過去の歴史が示している。

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Comments

AFCに行きましたが、ラマダン明けのハリラヤで月、火休み。残念中に入れず。

Posted by: 蹴球邸 | August 21, 2012 08:49 PM

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