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『少年倶楽部』掲載野球小説

大日本雄弁会講談社の少年向け雑誌『少年倶楽部』に掲載された野球小説。欠号があるので、すべてではない。

1924年に竣工した阪神甲子園球場だが、3年後の1927年には「行けや甲子園」が掲載されていて、早くも「聖地化」されている。当然ながらこの時代「蹴球小説」はない。

小泉葵南「最後の本塁打」『少年倶楽部』9(8) 1922.8 p.26-32 
小泉葵南「嗚呼復讐戦」『少年倶楽部』10(8) 1923.8 p.76-85 
小泉葵南「嗚呼復讐戦」『少年倶楽部』10(9) 1923.9 p.60-66 
三田森豊「血涙にぬれた熱球」『少年倶楽部』10(10) 1923.10 p.206-215
白井桃村「最後の一球」『少年倶楽部』12(1) 1925.1 p.33-43
山田白星「悲しき勝利」『少年倶楽部』12(8) 1925.8 p.20-32
白井桃村「優勝戦を前に」『少年倶楽部』13(10) 1926.10 p.192-208
白井桃村「行けや甲子園」『少年倶楽部』14(7) 1927.7 p.96-112
内田正夫「街の少年野球団」『少年倶楽部』19(6) 1932.6 p.248-262
竹田敏彥「父よいづこに」『少年倶楽部』19(9) 1932.9 p.162-175
鈴木彥次郞 「誓ひのグローブ」『少年倶楽部』19(10) 1932.10 p.92-109
竹田敏彥「うすのろ一壘手」『少年倶楽部』20(6) 1933.6 p.232-245
竹田敏彥「手をとり合つて」『少年倶楽部』20(10) 1933.10 p.244-257

読者を反映して、主人公は小学生か中学生。プロ野球を反映した野球小説や野球漫画が登場するのはやはり戦後なのだろうか。

子供の頃、1960年代前半には『スポーツマン金太郎』、『ちかいの魔球』、『黒い秘密兵器』などの野球漫画があったが、サッカー漫画で最初に記憶のあるのが『赤き血のイレブン』で、1970年代になってからだった。大正時代、甲子園球場ができる前から少年雑誌に野球小説が掲載されていたことは、児童文化への野球の浸透を示す証左となろう。


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