庄内温泉紀行
家の風呂にミストサウナがついている。ガス代、水道代を節約でき、汗をたっぷりかけるので、お湯を張ることはほとんどないが、たまには本物の温泉で手足を伸ばしてみたい。というわけで、温泉と旨い魚を求めて庄内に行ってきた。
東京駅から上越新幹線で出発。
関東地方は晴天。赤城山。
越後湯沢付近。
新潟駅は降雪。
酒田駅で途中下車。宿に送迎の連絡をする。
酒田から普通列車で吹浦駅へ。酒田は晴れだったのに、列車で20分ほどの吹浦駅は吹雪だった。
湯の田温泉酒田屋旅館さんに宿泊。
部屋の外はすぐ海。波濤がすごい。
大浴場の脱衣室から。磯の華を初めて見た。
大浴場はオーシャン・ビュー。晴れていれば夕日が沈むのを見られる。24度の源泉を40度に沸かしているとのこと。ぬるいが塩湯なので暖まる。
夕食。鱈のどんがら汁が肝や白子がいっぱいで旨かった。陸のものがひとつもないのがさすが。
朝食はオーシャン・ビューの食堂で。
吹浦駅。
駅にあった地名の由来。
この日は晴れていて駅から鳥海山が見えた。
酒田行きの普通列車から見た鳥海山。
鶴岡で途中下車してみたが、致道博物館は閉館日とのこと。
しかたないので、あつみ温泉駅へ。
この寒さでサーフィンするか。
昼過ぎのバスで温泉へ行き、宿に荷物をあずけ、「大清水」という蕎麦屋へ。
屋号の由来となったこんこんと湧き出る大清水が蕎麦屋のすぐ横にある。
その名水を飲めるサービスあり。
熱燗に。
天もり。
たちばなやで立ち寄り湯。千円。
大浴場。
雪見のできる露天風呂。
生ビールを期待したが水だったw
1時間以上いたが、誰も入ってこず、大旅館の広い風呂を独占。
温海川から見た温泉街。
飲泉場。
温泉街に共同浴場が2軒ある。
宿泊したあさひや旅館さんは木造3階建て。
廊下や手すりは磨きこまれていた。
泊まった部屋。
部屋の窓から。あつみ温泉はJR駅は海のそばだが、温泉街は山の中。
部屋にかかっていた掛け軸。「我善く吾が浩然之気を養う」は孟子より。
落款の「源?忠篤」は戊辰戦争時の庄内藩主、酒井忠篤ではなかろうか。
大浴場は内湯のみ。蒸気で写真がとれず。浴場入口から内庭をみたところ。
源泉かけ流しで42.5度。あつみ温泉は共同源泉なのでどこに泊まっても同じ泉質だが、たちばばやは一部循環だった。大旅館よりも小規模の旅館の方が泉質的には良いのかもしれない。冷たい麦茶のサービスあり。
夕食。焼き魚はこの地方の名産、口細鰈。アツアツだった。
蟹足がたっぷり入ったこれもアツアツの茶碗蒸し。
ハタハタの煮物。
平目と鮪の刺身。
鮭と烏賊と帆立のカルパッチョ。
ガザえびの味噌汁。
朝食。
あつみ温泉駅から特急いなほで新潟へ。
往きは吹雪だった笹川流れ付近。新潟から新幹線で帰省客で込み合う東京駅へ。
2泊した旅館はいずれもビール代込みで1万円しなかった。季節を変えて再訪したい。