温泉津温泉紀行 ③ 松江堀川遊覧船「ほりかわ38」乗船記
温泉津駅から米子行快速列車に乗車。
左手に宍道湖を見て。
松江で下車。本日宿泊の駅前ドーミーインに荷物を預けた。
観光ポイントを巡るレイクラインバスの1日乗車券(500円)を購入。この乗車券でお城や武家屋敷、小泉八雲旧居、遊覧船などほとんどの観光スポットが割引の対象となるので、セット券を買うよりお得。
バスで小泉八雲旧居前で下車。
武家屋敷の隣の八雲庵に。観光スポットのど真ん中なので開店直後に入店。案の定すぐ満員になった。
店の看板メニューは鴨南蛮だそうだが、出雲に来て割子蕎麦を食わないわけにいかない。5皿で1,350円。
1番上は薬味。
茎山葵。
葉山葵。
とろろ。
鶉卵。
大根おろし。
蕎麦湯。観光地にありながらちゃんとした蕎麦だった。
武家屋敷。6百石クラスの武士の住宅。塩見という姓の武士がここにいたので、このあたりは塩見縄手とよばれるようになったそうだ。
間取りは狭いがこれら以外にも部屋が多数。
台所。
風呂。
邸内の井戸。
長屋門。
中間部屋としても使用された。
小泉八雲旧居は以前に入ったことがあったのでパス。
お濠沿いに前進。
搦手口から松江城へ。
天守閣。現存12天守の1つ。重文だが地元は国宝化を運動している。
天守閣の中の井戸。
鯱。
石落し。
江戸時代の松江城下。外堀の南側にさらに橋が1本しかかっていない大橋川があり、南側からの攻撃には強そうだ。
最上階。
4方を。
宍道湖も。
城の正面の大手方面へ。
松江城を築城した堀尾吉晴像。
近くにもう1つ銅像があった。なんと第2代体協会長岸清一であった。県庁の真ん前だが、政治家でない民間人の像を松江市の開祖と同等扱いしている。
天気がいいので甲羅干ししている亀多数。
松江城の内外堀を1周する堀川めぐり遊覧船。
「ほりかわ38」に乗船。割引で1020円。「1日乗船券」で17時まで、好きな乗船場(3か所ある)で乗降できる。
城の南、大手側には石垣がある。
裏側は石垣がない。金欠で作れなかったそうだ。
船上から見た塩見繩手。
カワウがいた。
鬱蒼とした内堀から。
官庁街となっている外堀を経て。
大手方面へ戻る。
船上から天守閣が見えるポイントがある。遊覧船はすべて逆時計回りなので、乗船のコツは進行方向の左側の席をとることが肝心。そこを考えて「始発」の大手前から乗船した。
バスは3回以上乗らないと損なので、藩主の菩提寺、月照寺にも行ってみた。
藩祖松平直正墓。
7代松平治郷(不昧公)墓。著名な茶人だったので、廟門の彫刻も凝ったものだそうだ。
小泉八雲の怪談に出てくる大亀。
きれいに整備された境内と庭。
宝物殿にある雷電為右衛門の手形。雷電は不昧公のお抱え力士。
この手形をもとにした雷電の碑もある。
再びバスで宍道湖大橋北詰で下車、宍道湖畔へ。宍道湖大橋を渡る。
宍道湖と中海をつなぐ大橋川を隔てて、地酒「国輝」の蔵元。
高級旅館「皆美館」。1階に展望のいいレストランがある。20年以上前にここでイワガキや宍道湖七珍、鯛めしをさんざん飲み食いしてカードで決算しようとしたら、クレジットカードはなんと地銀の山陰合同カードしか使えなくて往生した。閉店したが赤坂見附に支店の「皆美」があって、歓送迎会などによく利用した。
ドーミーインにチェックイン。バスはTV付き。
さんざん歩いたので、飲み屋街まで出る気がなくなり、駅前の居酒屋を探すが、チェーン店ばっかり。一畑百貨店の蕎麦屋で昼に続いて割子蕎麦の夕食となった。ふつう私鉄系百貨店は自社ターミナルにあるものだが、一畑百貨店は一畑電鉄松江しんじ湖温泉駅でなく、JR松江駅の駅前にある。このへんが地方私鉄の苦しいところであろう。
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