小学校学習指導要領におけるサッカーのジェンダー ① 小学校学習指導要領(昭和33年10月1日施行)
小学校学習指導要領は昭和22(1947)年から告示されているが、内容が拘束力をもつようになったのは昭和33(1958)年からである。
小学校学習指導要領(昭和33年10月1日施行)におけるサッカー
第2 各学年の目標および内容
〔第1学年〕
D ボール運動
(1) 次の運動によって,ボールの取扱に慣れさせ,簡単なゲームができるようにする。
エ 対列ボールけり……とまっているボールをける。ころがってくるボールをとめてける。
〔第2学年〕
D ボール運動
(1) 次の運動によって,ボールの取扱に慣れさせ,簡単なゲームができるようにする。
エ 対列ボールけり……ボールを手・体・足でとめ,けり返す。
〔第3学年〕
D ボール運動
(1) 次のボール運動の技能を養い,ゲームができるようにする。
エ ラインサッカー……ボールをけって進める。方向を決めてボールをける。
〔第4学年〕
D ボール運動
(1) 次のボール運動の技能を養い,ゲームができるようにする。
エ ラインサッカー……相手や味方の位置に応じて方向・強さを考えてボールをける。パスされたボールをすばやく移動して取る。相手がボールをけるのを足でじゃまをする。
3 指導上の留意事項
(3) 男女が反発しあう時期であるから,男女仲よく助けあって運動を行うように指導する。
〔第5学年〕
D ボール運動
ウ 簡易サッカー……ドリブルやパスでボールを進め,ゴールにけり込む。足・脚・体を使ってボールを止める。頭の上からスローインする。相手のボールを前や横からじゃまをする。ゴールキーパーは,ボールを手や足で止めて防ぐ。審判をする。
3 指導上の留意事項
(4) D(1)のウ「簡易サッカー」の指導では,男女別に練習の方法やチームの編成などを考慮する。このことについては第6学年においても同様である。
〔第6学年〕
D ボール運動
(1) 次のボール運動の技能を高め,ゲームができるようにする。
ウ 簡易サッカー……右足も左足も使ってける。ヘッディングをする。ドリブルからパスやシュートをする。相手のボールを前や横からじゃまをする。ポジシヨンを守って攻めたり守ったりする。審判をする。
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